壁面緑化【下垂型】
壁面緑化・屋上緑化など、デザイン性の高いガーデン・プランニングを行う「石原和幸デザイン研究所」が、壁面緑化の種類・工法のひとつ「下垂型(かすいがた)」について紹介します。
下垂型の概要
最上部のフロアレベルに設けられた植栽基盤から、植物を壁面に沿って下垂させる工法です。直接壁面に垂らす方法と、ワイヤーなどの補助材を設置して垂らす方法があります。一般的にツル性植物を使用することが多く、苗から植栽するので、被覆させるまでには時間がかかることが少なくありません。登坂型と同様に低コストでの導入が可能。
デザイン性 | ×:デザイン性はそれほど高くありません | |
---|---|---|
即効性 | ×:植物の生育には数年かかることや、途中で生育が止まってしまうことなどもあります | |
コスト | ○:初期コストとしては、設備費も植物代も安いです | |
メンテナンス | ○:基本的な水やりのみで大丈夫です | |
おすすめ植物 | ハイビャクシン・ヘデラ・ラミューム・ツルニチニチソウなど >> 植物の詳細はこちらへ |
|
設置 環境 |
日照 | △:必要です |
壁面強度 | △:補助材を使う場合は、ワイヤーなどを張れる程度の強度が必要です | |
水漏れ対策 | ○:問題ありません | |
おすすめの場所 | 公共施設(景観性より、面積や機能性を求められることが多いです) | |
そのほか | 植物を設置する場所(屋上面)の形状により、特殊設備・工事が必要になる場合があります |